初めましてのご挨拶


こんにちは、しおりです。

初めて青海波ブログを更新します。


夜中、ふと目が覚めると、外は雨でした。

春の暖かさに、しっとりとした空気が混ざった部屋。

耳を澄ますと、げこげことカエルの鳴き声が聞こえてきます。


朝は、小鳥の声が目覚ましの音。

スズメにウグイス、それからあとはどちらさまでしょう。

何重奏にもなる自然の音楽に、聞き飽きるということはありません。


これは、昨夜から今朝にかけてのお話です。

わたしの暮らす愛知県の美浜町は、とても豊かな町です。


この町にやってきたのは、四年前。

大きな山に囲まれた長野で生まれ育ったわたしは、海辺の町に憧れていました。

海のある田舎で暮らしたい。

社会福祉を勉強したい。

そんな思いから、日本福祉大学へ入学しました。


日本福祉大学社会福祉学部、通称、にっぷくのしゃふく。

そこでは「ふくし」について、深く学びます。

世の中で使われている福祉という言葉よりも、もっと広い意味での「ふくし」。

「ふつうに、くらす、しあわせ」、「ふだんの、くらしの、しあわせ」。

頭文字を取り、そう説明されたりします。

どこか遠くにある固い意味での福祉ではなく、誰のすぐそばにもあるものです。


物語を作ることで「ふくし」を表現する。

写真を撮ることで「ふくし」を表現する。

四年間、そんな表現を通して「ふくし」を伝えてきました。


大学生活の日々は、勉学に励み、音楽を奏で、旅に出る、そんな生活でした。


美浜町の図書館は静かな森の中にあり、落ち着いて勉強や読書ができます。

海辺でギターを弾いて歌えば、散歩中のおじいちゃんと仲良くなれます。

セントレアの空港はすぐそこで、いつでも遠くの町や国へ飛び立てます。


何にもないけど、何でもあります。

大きなビルやショッピングモール、便利な交通機関はありません。

でも、青い海と空、緑の里山、色とりどりの花々、親切な人々。

おいしいご飯、のんびりとした時間、四季の移ろいが豊かな気候。

わたしが暮らしていくために必要なものは、何でもあります。


知多半島には、素敵なカフェやマルシェ、ゲストハウスがあります。

その空間が心地よくて、そこで出会う人が魅力的で、わたしはこの地域の虜になりました。

そして、自分の好きな暮らしを見つけました。


朝ご飯のお米とお味噌汁をゆっくりと味わったり。

朝日を浴びながらお散歩したり、夕日を眺めながら黄昏たり。

お休みの日には、お昼寝をして、本を読んだり、駄弁ったり。

いろんなことがあるけれど、そんな暮らしの中には、小さな幸せが溢れています。


わたしが、穏やかに緩やかに、幸せであることが、隣にいる人にも伝わります。

すると、その人も柔らかな笑顔になり、少しずつ隣の人へと幸せが続きます。

そうして、小さな平和が広まってゆきます。

ここの暮らしで得た生き方は、和文様の青海波が持つ意味とよく似ています。


暮らしの中のちょっと素敵なこと。

心がふっと軽くなったこと。

おもしろい場所、変な人。

ここにある当たり前のこと。

美浜で暮らす一人の人間として、みなさんにお届けできたらいいなと思います。


まんまる笑顔に、まんまるな心。

今日も今日とて、ゆるゆるとゆきます。

どうぞよろしくお願いします。



いつかの冬の日の冨具崎港で、さようなら。

-青海波-

- せいがいは - 愛知県知多半島よりお届けする 美浜のくらし。生活のあれこれ。

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