飛騨の刺し子。美浜の青海波。

こんにちは。アミです。

お盆休みはふるさとでゆっくりと過ごされた方も多いでしょうか。暑くても、お盆が終わると何となく夏の終わりを感じますね。あぁ、時の流れるのは本当に早い!!もう今年が終わるような気になってしまいました。・・しっかりせねば。


さてこのブログ、名を青海波(せいがいは)と言います。わたしたちが生活する美浜町を発信する活動を開始する際に、何か名前を考えよう・・と言うことになり会社の節子さんと二人、う~ん!と考えておりました。名前、大事ですよね。でも、そうゆうのって考え込むほど出てこなくなるもんです。



う~~~ん!!!と悩みながら視線を左に逸らした時、テーブルの上の一枚の布が。



それは、刺し子がしてあるふきんでした。(花ふきん、と言います)2色の糸で刺した麻の葉模様がステキです。実は私も刺し子が好きで、花ふきんは何枚か作っていたので「おぉ!かわいいですね!」とそっちに興味が・・。


その時、何か日本の伝統的な模様の名前からヒントを頂けないか・・と閃き、家から刺し子についての本を持ってまいりました。



「飛騨さしこの手帖」と、自分が作った花ふきんです。刺し子はもともと布の補強や防寒を目的として生まれた日本の伝統的な手仕事です。綿花の育ちにくい寒い地方に暮らす人たちは貴重な木綿を丈夫に暖かくするために、縫い始めたのが始まりとされています。


言わば、暮らしの知恵として刺し子は生まれたのです。刺される模様も伝統的なものが使われ、とても美しい暮らしの道具のひとつです。



本をパラパラとめくっていると、あるページで手が止まりました。それが「青海波」です。よく見かける模様ではあるけど、それまでその名を知りませんでした。読み方も、せいがいは。青い、海の、波。


あっ!この名前なら漢字だけで海がある町だってことが伝わるかも!何だか運命を感じる名前でした。早速この模様の意味を調べると「平穏な暮らしがいつまでも続くように」という意味が込められていることを知りました。もう、これしかない!!結果、わたしたちが活動する際の名前は「青海波」となり今に至ります。


ところで、会社のテーブルの上にあった花ふきん。実は作ってくださったのは会社のご近所に住んでいる方でした。以前、当社を利用してくださった方がプレゼントしてくれた物だったのです。聞けば、刺し子の名人!これは会いに行かねば!と、先日お宅にお邪魔してきました。



こちらが刺し子名人さんが刺した「青海波」模様。ひとつの波が末広がりに広がっていく形です。縁起が良いとされる吉祥模様は吉兆(めでたい兆し)という言葉を表しています。


因みにこちらはお座布団です。美しい!座るのもったいない!



こちらは菱青海波。これまた美しい!

その他にも、とってもステキな作品を見せて頂いたのでご紹介します。



こちら、ポシェット。(一部分を拡大しています。)



手提げバッグは着物や浴衣に似合いそうです。シンプルなのに、やっぱり可愛い!



台所ののれんも自作でした。ナチュラルな色合いがとってもステキです。はぁ~!わたしもこんなの作れるようになりたい。自分で作った物に囲まれて暮らしたい。



刺し子名人さんは、その前は籐を編んでおられました!どこまで多才なの!こちらはカゴバック。



なんとネコちゃんまで!籐って編むときに水をつけてカーブを出すのだそうです。知らなかった~!


ところで、このネコちゃん誰かに似てない??



青海波の相方、しおりちゃん激似!!



ずらっと作品を並べさせていただきました。う~ん、素晴らしい。わたしも子供の頃から手芸が好きなのですが、ここまで根気のいる物は作れたことがありません。


今では布だって補強しなくても使える物は沢山あるし、汚れたら捨てれば良い。カバンだって安くて可愛い物は世の中に溢れていて、簡単に手に入ります。


でも、暮らしの中で使う道具に手をかけることは、毎日をもっと豊かにしてくれるのだとわたしは思っています。それは日々を大切に過ごすことにつながっている気がするのです。


いろんな作品を見せてもらっているうちに刺し子名人さんの暮らしこそ青海波の意味、「平穏な暮らしがいつまでも続くように」を体現しているようで、とても嬉しくなったのでした。


この素敵な名前に出会えたことが、何だか必然的だったような気持ちになります。刺し子名人さん、ありがとうございました。


-青海波-

- せいがいは - 愛知県知多半島よりお届けする 美浜のくらし。生活のあれこれ。

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