美浜と東北をつなぐもの。前編。


こんにちは。美浜町は早い所だと8月の終わりから稲刈りが始まっています。この間までギラギラする暑さの中、セミが毎日大合唱していましたが美浜町にはもうすっかり秋が訪れています。



美浜町には布土(ふっと)と言う地区があります。海の町のイメージが強い美浜町ですが、ここ数年布土には地元以外から農業をするためにやって来る若い世代の人が増えてきているのです。




そんな中、今回お話しを伺ったのは福島県出身で、現在美浜町で農業をされている鈴木良幸さんです。2015年の秋、27歳の時に美浜町にやって来ました。


福島のご実家は農家さん。農業との関わりは家の手伝い程度だったと言う鈴木さんですが、大学を卒業してからしばらくして愛知県で数年間のサラリーマン生活を経験されます。


その後、色々考えた結果、農業の道に進むことを決意します。




今年、鈴木さんが自然農法で育てたお米は「亀の尾」と言う品種のもの。


酒米にも向いていると言われている「亀の尾」の種、実は宮城県の石巻から美浜町へやってきた愛知県でも珍しいものなのだとか。粒が大きくてどっしりとしているんです。



農業の道に入った鈴木さんは、初めから自然農法をやっていた訳ではありませんでした。


最初は農薬を使うハウスで仕事をしていたところ、薬のせいで体が痺れてしまったのだそうです。これではいけないと他を探していた所、美浜町で有機農家をしている太田農園さんとの出会いがありました。


元々は無農薬の野菜作りを勉強したいと思っていた鈴木さん。しばらくの間太田さんの元でお手伝いをし、その後は何も無い状態から自分でも野菜作りをスタートさせます。



鈴木さんの畑を案内してもらいました。これは愛知の伝統野菜でもある「天狗ナス」。通常のナスより大きい!



採れたてを生で頂くと、瑞々しいのです!



ピーマンも生で。ちょっと見にくいのですが中に水分が!新鮮な証拠。



ナス、ピーマン、トマト、しし唐・・採れたての野菜を生でこんなに食べるなんて初めて!あぁ、野菜ってこんな味だったんだ・・と噛みしめました。


マニュアル通りに野菜を作るのを目指すのではなく、鍬(くわ)一本でどうするか?からスタートした鈴木さん。何も無い所からのスタートで、やり始めてから当然失敗もありました。


けれど、勉強するうちに少しづつ野菜が作れるようになってくると本当に必要な物は何なのかが自分でわかるようになった、と言います。


無農薬で野菜を作りたい人は、自分で失敗し、自分で勉強して学んでいかないといつまでたってもダメだと思う。そう、鈴木さんはおっしゃいます。



鈴木さんのご実家では花の栽培をされているので、とにかく花に詳しいのです。一緒に歩いていると「これは〇〇。」「あれは〇〇。」と、いろいろ説明してくれます。それがとっても面白い!


初めてお会いした時に「部屋に飾ってある花も、そこにいる人たちの笑い声を聞くと不思議と普通より長い間咲いているんですよ。」と教えてくれました。




と言う訳で、このカワイイ花は何でしょう??とても匂いに特徴がある野菜の花。

葉っぱをちぎって匂いを嗅いだらすぐにわかりました。



正解は「ニラの花」。こんなに可愛い花だったんですね!



次回は、鈴木さんのこれからについてのお話しを伺っていきます。


つづく。

-青海波-

- せいがいは - 愛知県知多半島よりお届けする 美浜のくらし。生活のあれこれ。

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