美浜と東北をつなぐもの。後編。


こんにちは。今回は現在、美浜町で農業をされている福島県出身の鈴木良幸さん(29歳)にお話しを伺う後編になります。





約3年、美浜町の布土(ふっと)地区で農業を勉強した鈴木さんは、来年には福島に戻って実家で農業を続ける予定です。 


美浜町で農業&収穫イベントを開催している「とるたべる」をはじめ、同世代の若手農家さんたちとの出会いに刺激され『生産するだけが農業だけじゃない。』と言うことが布土で農業をする中でわかったと言います。




野菜の作り方だけでなく、地域との関わり方、イベントの立ち上げ方なども勉強になったそうです。


どんな風に野菜が作られているのかを体験し、美味しくて安心して野菜が食べられる農家民宿のような場所を作ることが今の鈴木さんが思い描く、これからの理想の暮らし。 


楽しかった美浜での暮らしや出会いを体験したことで、今度は福島で自分の場所を作っていきたいと話してくれました。



東日本大震災の後、食に対する意識は子どもを持つお母さんを中心に変わってきていると鈴木さんは感じています。


今は、農薬を使わずに安心して食べられる野菜を作りたいと言う若手の農家さんも増えていて、自分たちの先輩世代が実践し、成功してきた自然農法や有機農法について学べる機会も増えてきているそうなのです。


「無農薬だから良い。」だけで終わらず、「無農薬でも美味しい野菜。」を、求めている人たちに直接販売することも鈴木さんのこれからの目標のひとつです。



今年までに作っためずらしい野菜やお米の種は美浜で出会った仲間の農家さんに引き継いでもらうことになりそうです。『自分が美浜に来たことで、残せるものができたかな・・。』とおっしゃっていました。 



美浜町の布土地区には数年前から若い世代の農家さんが、鈴木さん以外にもやって来ています。どうしてだと思いますか?と質問したところ・・


『布土で作物を作るのには苦労する部分もあるけれど、それぞれの農家さんが作りたい野菜をそれぞれのやり方で育てて、生活してる。


みんなの仲は良いけれど変に固まってはいないから、外から来る人にとっても入りやすい環境で居心地が良いんだと思います。』と教えてくれました。



『人も自然の生き物だって思い出してもらえる場所をつくりたい。』


鈴木さんの福島での新しい場所に、いつか訪れてみたい。この言葉を聞いた時に思いました。



人が人を呼ぶ場所。美浜でも福島でもそんな魅力的な場所が今後も生まれていったら良いな・・。鈴木さんと一緒に見た布土の景色から、そんなことを感じたのでした。




おしまい。

     

-青海波-

- せいがいは - 愛知県知多半島よりお届けする 美浜のくらし。生活のあれこれ。

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