『ユクリテ』を訪ねて【後編】~海のある町でガラスと~


こんにちは。

前回から引き続き、美浜町は奥田にあります創作スタジオ『ユクリテ』さんからお届けします。

『ユクリテ』さんは吹きガラス作家の幸 勝也さん、陶芸作家の渡邉貴子さんのお二人で2010年に設立されたアトリエです。


前回の記事はコチラです!




今回は幸さんの貴重な制作現場をご紹介します。現在、お正月に向けて「泡入りガラス鏡餅」作りの真っ最中なのです。(コチラで購入もできます。)














ガラスの中の泡は、幸さんの作る作品の特徴のひとつ。


アシスタントの方と阿吽の呼吸で進んでいく作業は、みるみるうちに形を変えて進んで行きます。ひとつひとつの動きの先に、こんな姿が待っていたのか!と、一瞬たりとも目が離せません。


夏場は作業する場が熱でものすごい暑さに。お話しを聞いていると、まさに命懸けで制作されているんだな・・と思いました。そして、もちろん全てが成功した形になるのではなく、常に失敗はつきものです。



人の気持ちや情熱が込められているものが身近な場所や生活の中にあるだけで、何とも言えぬエネルギーを感じることがあります。


言葉にはできなかったり、言葉では伝えられない感情が作品の中に閉じ込められて、それを手にすることで心の中でモノとの会話が始まるような・・。



今は物が溢れる時代です。グラスやお皿一枚にしても100円あれば手に入ってしまいます。そのことは簡単には否定できないけれど、自分が本当に気に入って、時には頑張ってお金を払った物が自分の所にやってきて私の生活の中に入った時、それを手にする時間はとても豊かな気持ちになれる瞬間です。



こうやって、ひとつひとつが作られているんだ・・と間近で制作現場を見させてもらったことで、今自分の周りにある物についても大切にしたい、と言う気持ちが強くなった気がします。


これから出会う物に対しても、自分の生活にとって本当に必要な物なのか・・真摯に向き合いたいなって。



元々、独立して作家活動をする際には海の近くにアトリエを持ちたいと考えていた幸さん。『ユクリテ』さんから海までは徒歩で3分くらいの距離です。渡邉さんも美浜の中で好きな場所として、海までの道がお気に入りだと教えてくれました。



私にとっても家から歩いて海に行けるのは、美浜に住む中で気に入っているとても大切な部分です。名古屋で生活していた頃よりも、自然に自分に向き合える場所が身近にある環境。


一人の時間が豊かになることで、誰かと出会う縁も生まれる。


美浜に住む中で感じた大切なことが、幸さんと渡邉さんの作った作品を見ていると「そうだよ。」っ言ってくれているようで、とても嬉しかったのです。




心がふわっと揺れる場所。海の町にある『ユクリテ』。皆さんも一度訪ねてみてくださいね。





 * 創作スタジオ ユクリテ*


 吹きガラス作家、幸勝也と陶芸作家、渡邉貴子によって2010年6月に設立。  

「体験教室」や「ワークショップ」も開催されている。


 住所 〒470-3233 愛知県知多郡美浜町奥田御茶銭71-7 

 電話 0569-77-0184 

 メール info@yukurite.com

-青海波-

- せいがいは - 愛知県知多半島よりお届けする 美浜のくらし。生活のあれこれ。

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