オーガニック野菜で幸せハッピー☆出口崇仁農園 【後編】


こんにちは。前回からの続きで、美浜町・布土(ふっと)で農業をされている出口崇仁さんのインタビューをお届けします。


前回の記事はコチラ。


栄養士から農家になった出口さん。みんなが健康になることを願い野菜を作られています。出口さんの野菜に対する熱い情熱はどこから来て、これからどこへ向かって行くのか興味があり色々お話しを伺ってまいりました!




畑を見ながら、「愛知県の野菜摂取量ってどれくらいかわかりますか?」と出口さん。割と多い方なのかなぁ?と答える私に「実は愛知県はワースト1なんですよ。」と教えてくれました。


現在の日本人の平均寿命は83歳と言われています。しかし健康寿命(誰の手を借りなくても生活できるレベルの年齢)の平均は72歳。つまり、病院に入院したり介護を受けながら生活する期間が約11年もあるのが今の日本の現状です。これはとても大きな問題で、健全な国は平均寿命と健康寿命の差は3年以内なのだそうです。


元々、日本人は野菜を食べる量が減っている。けれど、野菜に対してはほぼ100%で『健康に良い』と言うイメージを持っていますよね。なのに、なぜ野菜の摂取量が少ないのか?そう考えた出口さんは『野菜が美味しくないのでは?』と思ったそうです。


「これからも平均寿命が延びることがあっても、健康寿命は下がると思うんです。これを縮めることが出来るのが野菜の力なんじゃないかと思っているんです。健康にとっては食が要。昔ながらの、本当に良い野菜がもっと美味しければ、自然に野菜を食べよう!って思う人が増えると思うんですよ。」



オーガニックの野菜を美浜町や知多半島から愛知県の人たちにもっと届けたい。そして自分の作った野菜を食べた人たちが健康になれば幸せになる人が増えるだろう。そんなイメージを抱きながら、野菜にも話しかける出口さんです。


今後は自分の野菜作りに対する思いに賛同してくれる仲間を募集して、美浜や知多半島で独立できる農家を育て、チームのような関係を作りたいと仰っていました。本当に良い野菜を作って、食べていける農家を増やすのが今後の目標なのだそうです。名古屋から来た自分を受け入れてくれたこの場所に、野菜で恩返ししたいのだと。




↑スナップえんどう。11月に植えて、5月に収穫されます。


私自身、『オーガニック野菜』と言うと値段が高い!と言うイメージが最初に思い浮かんでしまいます。名古屋で生まれ育ったためか、野菜はスーパーで買うのがほとんどです。だから、作っている人のことには思いが至らなかった部分があります。


けれど、今は身近な場所で農業をして人たちがいる環境にいるので、『こんな暑い中草刈りしているのだな。』とか『こんな寒い中作業しているなんて。』と、その日の天候次第でいろいろ思うのです。


出口さんも「本当に良い物だから、それだけの値をつけて野菜を売ってあげないと。」と仰っていました。健康食品やサプリにはお金を出せるのに、野菜にはお金を出せないのって・・自分にとっては薬で栄養を摂るよりも、食べるものからちゃんと摂りたいと美浜で生活するようになってから思うようになりました。




出口さんから頂いた間引き大根と以前取材させてもらった南知多町の徳吉醸造さんの豆味噌で作ったお味噌汁です。寒い冬には一層沁みます!


出口さんも徳吉醸造の澤田さんも、乳酸菌や腸を守ることが大切だと教えてくれました。目に見えない微生物や菌が健康への鍵を握っているのだそうです。脳で食べることを考えるのではなく、腸内細菌を育てるように、よく噛んで食べることを心掛けると良いのだそうです。


それにしても・・気持ちがこもったもの、その土地で作られたものを口にできると言うのは、それだけで満たされた気持ちになります。これは美浜に来て生産者の人たちに出会えたからこそかもしれませんが、名古屋にいた時には実感できないことでした。




野菜嫌いの子どもを減らしたい!と言うのも出口さんの思いのひとつです。子供のころから野菜が嫌いだと、大人になっても野菜を食べなくなってしまいます。


子どもたちが嫌いな野菜にピーマンが多いそうですが、本当に美味しいピーマンは苦みが無いのだとか。出口さんの作ったピーマンを食べたら、ピーマン嫌いを克服できたと言う子どももいるらしく、今後も子供たちに野菜を好きになってもらう活動もしていきたいと仰っていました。


「健康になると言っても、ジャンクフードは一切ダメ!と言う訳では無く、食べたいものを食べてストレスを溜めないのが一番だと思います。その中で、野菜も食べたいから食べる。美味しいから食べたい!と思ってもらえたら良いなって。」



雑草や籾殻など、本来捨ててしまうものを使って土を作り微生物を育てるやり方は、自分と似ているからだと出口さんは言いました。


「今まで自分はどこに行っても、誰からも認めてもらえない人生でした。


でも有機農業を始めて、お客さんやシェフに『美味しい!』と喜んでもらえたり、賞をもらったり、新聞や雑誌、テレビなどに取り上げてもらったりと、自分が本当に輝ける場所が見つかった。


僕の野菜作りで、邪魔者扱いされている雑草や竹、籾殻などを活用するのは、彼らは本当は邪魔者ではなく、大きな意味があって存在していることを証明するためでもあります。」





強い信念を持って野菜作りに邁進する出口さんの野菜には生きるパワーも含まれていると、人参を食べた時に感じました。そして出口さんの作る野菜のパワーの効果については『出口崇仁』と言う人がまさにそれを体現しています。


「『全ての存在に意味がある。全ての人にも必ず生まれてきた意味がある。』僕はそう信じています。


自分の野菜作りを通して、人生で何か悩んでいる人たちへ、少しでも勇気や励みになればと思って、畑に向き合っています。」


 

出口さん、これからも美味しい野菜から『勇気』、そして『生きる力』を、いただきます!




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-青海波-

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