美浜を運ぶ『女将めし』 ~野間旅館組合女将会~ 後編


前回から引き続き、「野間旅館組合女将会」の皆さんをご紹介します。



旅館のPR活動として『金山寺味噌』を商品化しようと動き出した女将さんたち。前回はその仕込みの様子をお届けしました。





味噌も手作り、もちろんパック詰めも女将さんたち自ら作業します。





賞味期限の日付を書いたり、ラベルを一枚一枚貼ったり。その場はとっても賑やか。けれど、女将さんたちの動きは常にスピーディーなのです。




実はこの金山寺味噌、まだ販売を開始して1ケ月も経ってないと言う頃から、すでに大人気!すぐに売り切れてしまう状態なのでした。(作業中も予約の電話が鳴っていました!)


本来ならそれぞれの旅館でも食事の時に提供したいのに、追いつかないくらい!そこで少し仕込みの量が増えたと言う訳です。




女将さんたちお手製の『金山寺味噌』を沢山用意して、野間大坊の楽市に出店です!





女将さんたちが交代で売り子さんに。皆さんに試食して頂きながら販売します。


手のひらに試食用の味噌を乗せてくれた後は、女将さんがおしぼりで手を拭いてくれます。まるでお母さんの様な優しさ。





地元の人も多く訪れる楽市の中でも女将さんたちのブースは常に賑やかです。

この日も200個近くあった物が全部が売り切れてしまいました!





後日、女将さんたちに改めてお話しを伺いました。


実は美浜町に訪れる観光客は年々減っています。潮干狩りも厳しい状況がここ数年続き、海水浴に訪れる人の数も減少傾向にあります。


それでも、何とか美浜町の良さを知って欲しい。そんな中で自分たちができる方法で旅館をもっと知ってもらうことはできないか?


そんな思いからスタートしたのが、今回の「女将ブランド」としての『金山寺味噌』の販売でした。





これまでにも野間旅館組合が「ふぐ供養」をお願いしている地元の冨具神社で育った蕗を女将さんたちが採取し、お神酒で炊き上げた「きゃら蕗」なども「女将めし」として販売してきました。(一般の方は採取することはできません)


食べ物はどうしても旬の時期と言うのがあるので新鮮なものを、となると仕込みの時期も限られます。


(ちなみに「きゃら蕗」はゴールデンウィーク明けから仕込み・販売がスタートするそうです。)





空が綺麗。空気が綺麗。夜、屋上で見上げる星が綺麗。

素朴な風景の中にある、毎日見ていても飽きない海。


そんな場所だからこそ作れるものを届けたい。それが女将さんたちの思いでした。



一日の中で何度も表情を変える野間の海。


堤防で夕陽が沈むのを待っている人たちの姿を見ると、「こんな風に車を停めてしまう程の景色の中で自分たちは暮らしているんだ、って再確認するんです。」と教えてくれました。


「遠くから来た人も海を見て癒されると思うけど、自分たちも忙しい毎日の中でこの海が見られると『自然と心が綺麗になるよね』って言ってるんです。綺麗な空気の中で作っているのが私たち『女将めし』の売りかなって。」




材料が手に入る期間しか作れない貴重な商品のため、春に女将会の『金山寺味噌』を購入できる期間はあと僅かですが、秋にもまた仕込みの予定です。



女将さんたちの溢れるパワーは、これからも野間の旅館と美浜を支え続けます。



おしまい



*野間旅館組合女将会* 


美浜町・野間地区にある魚正、海浜館、かざりや、柏屋、新栄館、望水荘、ホテル小野浦、小野浦館、紅葉屋、やまに、の10軒の旅館の女将さんたちによるグループ。 


 宿の一覧は美浜町観光協会のホームページからも見られます。

https://www.aichi-mihama.com/blank


※「野間旅館組合女将会」の金山寺味噌は各旅館にお問合せ頂くか、食と健康の館でも販売されています。

-青海波-

- せいがいは - 愛知県知多半島よりお届けする 美浜のくらし。生活のあれこれ。

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